時の話題 「無電柱化工事」
今、市立稚内病院前のバス通り(道道)で無電柱化工事が施工されている。中央3~5丁目区間に加え国道40号4丁目でも行われており、地震など自然災害発生時に倒れる電柱などによる交通障害を無くそうとする工事なのだが、先は長い。
降雪・積雪期を前に計画どおり進捗しようと懸命に工事が行われているのだが、稚内の目抜き通りで市立病院もあるだけに車両など交通誘導に苦労しているようである。
ベテランの誘導員ならいいが、素人に幾らか毛が生えた程度のお粗末な誘導ではドライバーが迷ってしまい事故の懸念も。しょっちゅうではないものの、危なっかしい場面があるので誘導する人は焦らずやってもらえばいいのだが。
電線・電柱の地中埋設化は国土強靭化策として全国的に施工されているが、稚内の道道での工事は吉田正人議員が自民党議員の力を借り予算化するまで漕ぎつけたもので、吉田議員の先見性には一目置かねばなるまい。
稚内市新庁舎の建設でも土石流警戒地域(イエロー地域)とし難色を示していた道の説得に回ったとの話もあり、陰に陽に道議会重鎮としての役割も果たしているようである。
個人的には「稚内市の次の市長に」との思いはあるも当人に問い質すと取りつく島もなく落胆しているところだが、先刻述べているよう道議会という大舞台で稚内市のための予算掘り起こしなど尽くしてくれているので致し方ないのかとの思いはある。
目抜き通りに、しかも病院の前に電線・電信柱が無いというのは景観上も塩梅がいい。