時の話題 「女性議連」

 11日本紙の女性議連への投稿の厳しいこと筆者でさえ尻込みするほどであった。
 この匿名者の投稿はこれまで何度かあり市議会のこと中心に手厳しい。しかし停滞する議会に喝を入れようとする女性議員5人の連盟の市長への申し入れをただのパフォーマンスに過ぎず本来の働き場である議会で物申すべきだと喝破するのはいかがなものなのか。
 普段、議会や議員に対し辛口な筆者でも頭ごなしに否定するのは頑固爺の戯れ言になってしまうのでないか。
 欧米各国と比べ女性議員の割合が極端に少ない日本にあっては国会であろうが都道府県議会であろうが少ないを通り越した微々たるもので、稚内にあっては今春の選挙で元職の議員1人を加え5人となったこともあり連盟をつくったことは悪いことでなかろう。
 全否定するような匿名氏(男性であろう)は性差別のないジェンダー平等に逆行しており、女性の権利を認めようとしない古い体質を露呈したものでもあり反省が必要か。
 と言う筆者も古い体質の一人なのだが、この商売を何十年もやっていると女性が持つ考えに相槌を打つことが多く男尊女卑の精神など消え失せようとしている。
 歯痒い面は多々あろう。しかし、それは男性議員にも指摘できることで、先ずは議連をつくり女性一丸となり市長に物申すという稚内市議会にとって画期的な行動を温かい目で見守ってはいかがか。
 時代はすさまじい勢いで変化している。時代に置いていかれる事なきよう頑固一徹は自重せねばなるまい。筆者もだがね。

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