女性視点での要望 議会女性議員連盟 来年度予算で市長、教育長に
今年5月に発足した稚内市議会女性議員連盟(佐藤由加里代表)は6日、来年度の予算編成に向けて工藤市長に24項目、佐伯教育長に対し10項目を要望した。
佐藤代表はこれまでの議員活動を中心に取り上げ、女性という視点で会派を超えて所属する5人の女性議員の総意として工藤市長に対し▽福祉灯油▽高齢者支援▽がん患者への支援▽窓口対応▽予防接種への助成▽公共交通網▽子ども・子育て支援など。佐伯教育長には▽学校給食▽学童保育所▽ヤングケアラーの実態調査▽就学援助制度▽教育行政などを要望した。
要望書を手渡したあとの懇談で、佐藤代表の「これから新年度に向けて予算編成に行うと思いますので、出来るだけ積極的に検討して頂きたい」との要望に対し工藤市長は「市民に必要なものは、これまでもやってきており、やりたくても財源の問題でできなかったものもあります。皆さんの要望を参考に取り組んでいきたい」と答え、佐伯教育長は「新年度に向け早いタイミングでの要望なので、これから検討する時間はあります。限りある予算の中で優先順位をつけてやらなければいけないこともありますが、見直すものは見直し、新しいもので必要なものは手立てを講じていきたい」と答えていた。