時の話題 「いずれ200円台か」
先週二日間も休刊日があったせいか今週は長い。小欄はだいたい掲載日前日に書き上げ「きょう(昨日のこと)は週末雑感を書けばいい」と勘違いしていたところ、普段の小欄分を書かねばならないことを悟り思案投げ首してしまった。
という訳で〝緊急登板〟とも言うべきガソリン価格下落を認めることにした。野球の場合、緊急登板は半か丁かの博打のようになるものだが本欄は?
政府の補助金再投入を受け稚内市内のガソリン価格も9月中旬以降、180円台→170円台→160円台(セルフGS)と急激に下がり最高値からほぼ20円も下落した。
ユーザーにとって大助かりの値下げだが、飽くまでも一時的な措置であり、世界的原油市場の高値安定を勘案すると1㍑200円まで上昇する可能性だって否定できない。
推し量るに岸田総理は10月中旬にも予想される臨時国会冒頭か11月中旬に衆院を解散し総選挙に打って出る可能性がある。その結果はというと公明党票もあり与党過半数どころか自民単独過半数の233議席を取るやも知れない。水面下で国民民主党を囲い込み連合票にも触手を動かし、自公国連立政権の余地も有り得る。
そこで生まれるシナリオは信認されたとして国民へのポピュリズム政策を徐々にではあるが減らし、ガソリンへの補助金助成も縮小しいずれゼロにするのではという事である。
福島第一原発処理水の海洋放出によって中国の日本産水産物禁輸は短期間では済まずコロナだって完全終息していない。楽観視してはいけない。