秋の宗谷観光満喫 自転車ツアー 抜海駅や白い道など走る
自転車観光を推進するサイクルバスを活用した自転車ツアー「秘境駅巡りながら目指すゴールは最北の地へ・宗谷半島とサイクリング」が20、21の両日、幌延と稚内で行われ、参加者は秋の風景を楽しみながらサイクリングした。
体験観光として大手旅行会社クラブツーリズムが催したもので東京、千葉、神奈川など首都圏から参加した男女11人は20日、サイクルバスで幌延に移動し、稚内観光協会が用意した自転車でJR宗谷線の秘境駅として知られる南幌延駅や旧上幌延駅などを回った。
21日には「ポラリス・ネイチャーガイズ&コンサルタント」(稚咲内)の嶋崎暁啓代表の案内で抜海駅を見学したあと、駅から海沿いを走り日本海に浮かぶ利尻山などを眺めながらノシャップ岬に到着。その後はバスで宗谷丘陵の白い道に移動し、宗谷岬までのサイクリングを楽しんだ。
ツアーに参加した東京からの夫婦は「気温30度以上が80日間も続いて暑かった。稚内は涼しくて秋の風を受けての自転車観光は楽しかった」とツアーを満喫していた。
嶋崎さんは「強風でしたが、海岸線を走るコースを追い風に乗って走ることができました。秋晴れの空の下、宗谷丘陵の白い道からは利尻島、礼文島に加え、サハリンとモネロン島もはっきり見え、皆さん素晴らしい景色に感動していました」と話していた。