週末雑感
〝ダメ虎〟の阪神タイガースがプロ野球セ・リーグを制した。18年ぶりのことで、15年ぶりに監督に戻った岡田彰布氏(65)が投手を中心にした守りの野球を完遂し勝鬨を挙げた。
早稲田大出身の岡田選手で想い起こすのは巨人の槙原から打ったバース、掛布、岡田のホームラン3連発であり、この方、もさもさしている印象受けるもやる時はしっかり落し前をつける。
日ハムが余りにも弱く、とはいえど他のパ・リーグチームの試合を観戦するのは癪に障るのでセ・リーグの試合、なかでも阪神の試合を見ることが多くなった。
近大出の佐藤の豪快な打撃には中田(現巨人)を彷彿させる期待感があり中野の守備、そして切り込み隊長近本の存在が大きい。ラグビー日本代表でないが「アワーチーム」(我々のチーム)の選手一丸となった優勝の立役者MVPは誰なのか
思うに選択に相当悩むであろう。突出した選手はいないものの、エラーを極力抑え打つ時には打つ。アワーチームである。
パ・リーグもオリックスの優勝が間近で、CSあるとはいえ日本シリーズは守りのチーム同士の戦いとなり興趣が募ってくる。
今が真っ最中の大相撲秋場所は先日の小欄で場所を引っ張ると指摘した霧島、豊昇龍の大関勢と関脇琴の若は星が伸びず、期待した元大関朝乃山も苦戦している。
ここまでの星取りを見ると誰が賜杯を手にするのか全く読めず混沌としている。どの力士が飛び出してくるのか?千秋楽までの混戦が必至だ。