ドームをライトアップ 豪華列車乗客への演出

 北海道遺産に指定されている北防波堤ドームが9日夜、青色などでライトアップされ、豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」で来市した乗客を幻想的な光で歓迎した。
 乗客へのおもてなしとして、稚内市の企画調整課、観光交流課、水産商工課が企画。業務を請け負った品田電気商会が160㍍のドーム内に青、白、黄色などロイヤルエクスプレスの車体をイメージしてLED電球30個ほどを取り付け、乗客が宿泊先のサフィールホテル稚内の客室からライトアップを見れるようにした。
 9日夜、車屋源氏で夕食を食べたあと、バスで夜のドーム内に立ち寄った乗客へのライトアップはサプライズの演出で、市の担当者からドームの役割や歴史などを聞いたあと灯りが点灯され、ドーム内を列車が進むように点滅した光が輝いた光景は乗客から好評だった。偶然にドームに立ち寄った市民は「稚内のスポットで一番好きなドームが、ライトされた光景は幻想的でした」とスマホのカメラで撮影していた。
 翌10日、列車を見送るため乗客に会ったという市の担当者は「乗客の方から部屋の窓で見て綺麗でしたと喜ばれました。今回の歓迎だけのライトアップだけでなく、これからの観光などの事業に活用も考えていきたい」と話していた。
 ロイヤルエクスプレスが稚内に入る16日夜、23日夜もライトアップする。