インフルエンサー参加 街歩きツアー 稚内の景勝地を散策

 稚内和服でおもてなし実行委員会(竹内ひとみ代表)による街歩きツアーで1週間前、SNSなどからの情報発信で影響力を持つインフルエンサーとして活躍するマレーシアとシンガポールの女性2人が着物姿で稚内の景勝地を散策した。
 シンガポールとマレーシアの富裕層の旅行者をターゲットにした稚内、利尻、礼文の景観、食などの魅力を発信する映像制作などのため北海道観光振興機構が人気インフルエンサーを招聘した。仕事の依頼を受けた竹内さんの案内でインスタグラムなどSNSのフォロワー数がアジア圏で30万~40万ある女性2人は稚内公園、宗谷丘陵の白い道、宗谷岬、恵山泊漁港公園を回った。
 コロナが感染拡大する前から外国人観光客にインスタ映えするとして人気集めていた百年記念塔下にある可動式ベンチのスポットで2人は公園からの市街地の眺めを堪能。白い道では風車をバックに写真を撮影し、ノシャップ岬の恵山泊漁港では西の空にゆっくりと沈む夕日を見て感激していた。
 道観光振興機構の担当者は「シンガポールなどの富裕層は一回の旅行で最低でも100万以上を使う。今までは都市部に旅行する人が多いので、SNSや映像によって道北エリアに目を向けてもらえるようにしたい」と話し、案内した竹内さんは「依頼者からのオーダーは稚内の自然の風景と、日本文化の着物の融合が映像テーマでした。稚内の魅力が伝われば嬉しい」と感想を語った。