タラバ漁の写真、話題に ラーメン「大将」に中澤さんが寄贈

 緑1のラーメン店「大将」店内に飾られている昭和60年前半、稚内沖で大量に獲れたタラバガニ漁の様子を写した写真が、客として来店した旅行者の話題となっている。
 元底引き網漁船員で作る稚内海友会の中澤和一会長(76)が緑地区は元底引き船員が多く暮らす地域で昔を懐かしんでほしいことと観光客に漁の様子を伝えたいとの思いから大将に2枚の写真を寄贈した。
 コロナが明け、今年は稚内入りする観光客が多く、店が紹介されたSNSの投稿を見て7月以降、店の人気メニューのチャーメンを食べに来る旅行者が多かったという店主は「食事をしながら観光客の人たちが大漁のタラバガニに驚いていました」と話していた。
 中澤さんは「観光客の皆さんに少しでも稚内の底曳き網漁華やかりし頃の漁業の歴史が伝われば嬉しい」などと寄贈した思いを語っていた。