天北堆

 あすは「白露」。野の花に露が宿る頃とされ漸く秋気が漂ってくる思いきや今夏の暑さは度が過ぎており、すんなり秋に向かうかは稚内でさえ定かでない◆地球温暖化の現象は10数年前から此所彼所に現出しているが、コロナ禍中、顕著になった気がする。暑さどころかコロナ禍に混乱してしまったこともあるのか◆「白露」の次は「秋分」、そして「寒露」である。冬の仕度をする頃合だが、11月の「立冬」まで待ってもよさそうな空模様に秋を通り越してしまうのではとの雑念が浮かび嘆息が洩れる。