時の話題 「出旭して」

 身内の葬儀を除くと仕事を休むことない筆者だが、一昨日の月曜私用で出旭したため休ませてもらった。たかだか往復500㌔の距離なのだが、体力の衰えが身に沁みる。
 年を取れば若い頃のように活動できず疲れやすくなるが、大きな病気やケガをしなかったこともあり五体満足ゆえの健康に関し自惚れに近い気持があり年不相応な行動をすることがある。
 若気の至りなら未だしも爺の若気は絵にもならず嘲笑の謗りは免れない。
 最近、旧知の人2人から「ワードパズルに当選したので感謝言いたくて」と電話をいただいた。時間外は筆者の携帯に転送されるので変わらない2人の様子を聞き安堵した次第であった。
 先程書いたよう出向いた旭川では高砂台にある旅館「扇松園」に投宿した。狭いながらも庭園の有り様は素晴らしく、一団体一部屋の夕飯に挨拶に来る女将の気さくさ(美人でもある)が良く、食事も絶品。さすがに5年前と比べ料金は上がっていたが、ビジネスホテル流行の昨今にあって異彩を放っている。
 稚内信金の増田理事長も常宿にしていると側聞しており、知る人ぞ知る老舗旅館ではある。
 稚内も都会風なホテルばかりで、何軒かあるも旅館は姿を消そうとしている。和・洋いずれもある宿泊先があるのは海外旅行客含め望ましい。マニュアルどおりに接待するだけでなく家庭的な宿を求める旅行者もいる。画一的でなく和洋いずれも存在する成熟した受け入れ施設が有るか否かで、観光熟度が違ってくるだろう。