あれから40年経つ 大韓機撃墜 1日夜、平和祈念の灯催す

 大韓航空機撃墜事件の犠牲者らを慰霊する第18回稚内市子育て平和祈念の灯は、9月1日午後6時から北防波堤ドームで行われる。
 昭和58年9月1日に発生した大韓航空機撃墜事件で犠牲となった日本人28人を含む乗客269人の慰霊と世界の恒久平和を願い、ドーム内に100基、市役所前に20基、活動拠点センター4ヵ所に各2基ずつ合計128基の燈籠を点灯し犠牲者の御霊を供養する。
 コロナ禍の3年間は規模を縮小していたが、今年は4年ぶりに通常開催とし、昨年に続き遺族会の山口真史さん(兵庫)が出席する。オープニングで世界の平和を願い稚内フラウエンコールとエンジェルボイスが合同で「みどりと愛と平和」の合唱を披露する。
 大韓航空機撃墜事件から今年で40年を迎え、平和の灯りの開催を前にドーム内で午後4時45分から遺族会の山口さんが「大韓航空機撃墜事件から40年を迎えて」と題し講演する。午後5時15分からワークショップ「ペットボトル灯ろうづくり」がある。
 実行委員会はドームで講演、ワークショップ、午後6時から開会式あと燈籠を点灯する際での市民の参加を呼びかけている。