給油つばめ丸が進水 港湾施設で関係者80人が完成祝う

 稚内港湾施設で23日、給油船の進水式があり、関係者が船の完成を祝った。
 北日本石油(本社・東京)が発注した給油船「第66つばめ丸」は全長31・73㍍、幅7・50㍍、深さ2・8㍍、99㌧。今後、試運転などを経て9月末に函館へ回航し引渡しとなる。船は北日本石油函館販売支店が、函館港で各船舶への給油を担う。
 関係者80人余りが出席した進水式で命名の辞、玉串奉てんなど神事が執り行われたあと渡邉勇人社長は「創業以来、漁船用燃料を販売してきました。今回新たに加わったつばめ丸で事業と地域の経済発展に貢献していきたい」と挨拶。来賓の工藤市長が「創業66年に亘って造船業をしている稚内港湾施設の実績と経験が、新造船づくりに遺憾なく発揮されたことは地元として大変誇らしく思っています。函館の地で活躍し北海道の南と北という縁を大切にしていきたい」などと述べた。
 このあと、関係者がくす玉割りし船は進水した。