災害備え知識習得 南中学校で一日防災学校

 南中で23日、一日防災学校が行われ、生徒たちが万が一の自然災害に備えケガの処置などについて学習した。
 道教委では、児童生徒が自ら身を守るための基礎知識を養うためにと防災教育を推進しており、関係機関が講師として協力し、防災学校を開いている。管内では今年度中に小学校〜高校まで65校で実施される。
 南中の生徒194人が参加した防災学校では、稚内消防署員から骨折などケガをした際の応急処置や簡易な担架の作り方、市の防災担当者によるダンボールベッドの組み立て方など学んだ。
 ダンボールベッド組み立て体験では、一枚々々のパーツに分かれたダンボールを組み合わせ82㌔までの荷重に耐えられるベッドを完成させていた。
 男子生徒は「避難所で床に座るよりはかなり楽だと感じました」と話していた。
 午後からは宗谷総合振興局による避難所運営ゲーム「Doはぐ」体験もあった。