議会の体なさず 市議会総経委 2件に各1人しか発言せず

 17日、市正庁で市議会総務経済常任委員会が開かれ、調査2項目に対し夫々議員1人が質問するという常任委員会のあり方が問われる事態が繰り広げられた。
 調査事項は「(仮称)メグマ沼自然公園エリア利活用構想(案)について」と「エネルギーセンターの現状と今後について」。稚内市職員が現状と今後について縷々説明したあとメグマ沼では千葉一幸議員(志政会)、エネルギーセンターで川崎真哉議員(市民クラブ)の各一人だけが質問し、部長、課長と質疑を交わした。
 稚内空港、メグマ自然公園、動物ふれあいランド、北の桜守資料展示施設、稚内カントリークラブ一帯の活用構想は、コロナ禍により土台となすべき稚内空港ビルの改築が無期限延長されようとしている中、稚内市の将来構想を策定する上で市議会の質疑は重要なのにも拘らず、千葉議員1人が40分以上質問するだけであった。
 千葉議員の質疑時間が長くなり他の議員が閉口した向きがあろうが職務怠慢の謗りは免れず、同じことがエネルギーセンター(現庁舎裏手)にも言え、新庁舎建設後はエネ・センから供給される暖房用など熱源で無くなり市立病院と文化センター2施設への供給になり、ゼロカーボン(脱炭素)に向けてのエネ・センの方向性が問わなければならないのに新人の川崎議員一人だけが質問するだけだった。