時の話題 「稼ぐしかあるまい」
いつもは15日に出掛ける紋別への墓参りを16日にした。叔母宅でのっぴきならない事情があったためで、墓参りを済ませたあと小林商店のカマボコを買い叔母宅で1時間ほど歓談し離紋した。
この時期になると国道238号の海浜沿いにはマス釣りの太公望が1人数本、10本以上の竿を並べる猛者の太公望もいる。釣果のほどは知らぬもお盆時期の別の風物詩といえ、車窓から光景を眺める筆者も何とはなしに心が和むから不思議だ。
マスならぬ秋サケ定置網漁が宗谷管内でも先ず日本海、続いてオホーツク海で解禁される。昨年は何年ぶりかの好漁で浜値も上伸したため浜は活気を呈したが今年どうなのか。海区漁業調整委員会によると、北海道への来遊量が多く2年連続し豊漁に恵まれそうだが地球温暖化により海水温は尋常でないはずであり予想が外れることも出てくるか。
物価高騰もあり元々高値安定の魚介類も上昇しており、一時の高嶺の花が復活しそうな雲行きにあるサケ。庶民の味は保ってほしいものである。
昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、石油輸出国機構(OPEC)の原油減産の継続もあって燃油はジリジリ上昇しており元売り各社への国費補助が打ち切られる10月以降(当初予定)の値上げも心配の種で、全てのモノ、サービスなどの上昇によって国民の耐乏生活は今後しばらく続くであろう。
為替の円安もあって原材料を中心とする輸入品の値上げは止まらず現役世代ばかりか高齢世帯はどう暮らせばいいのか。自ら稼ぐしかあるまい。