帰省ラッシュ始まる 利礼航路など コロナ前の客足に戻る

 お盆など夏休みに故郷で過ごす帰省客や行楽地に向かう観光客の移動が11日から本格的に始まり、フェリーなど交通機関はコロナ前の時のように賑わいを見せ混雑している。
 GW以降、旅行者が戻っている利尻航路は11日朝一の便が混雑を見せ、ターミナル出発口は旅行バックを手にした観光客や土産をいっぱい持った家族連れらが3便合わせて利尻島行き809人礼文島行き598人、12日朝には両便合わせて492人が渡島した。
 フェリースタッフによると、臨時に設けた駐車場も11日から混雑しており「今年はコロナ前のほぼ同じ水準にまで客足は戻ってきている」と話していた。利尻への里帰りのため大阪から訪れたという家族連れは「向こうは気温が30度を超えて暑い。涼しい実家でゆっくり過ごしたい」とフェリーに乗り込んで行った。
 空の便は11日、下りの東京便は2便合わせて440人、12日は400人余りが利用。ANAによると、東京便はほぼ満席に近い状態だという。