人物点描 風通し良い職場環境に 社福事業団 梅村新理事長が抱負

 稚内市社会福祉事業団の理事長に就任した梅村俊範氏(74)は「全国的な問題となっている虐待などなきよう様々な問題を上層部に上げられる風通しの良い職場環境に努めたい」と抱負を語った。
 梅村理事長は平成27年評議員、令和元年に理事、今年6月理事長に就任した。恵菱設備代表取締役会長。
 介護現場など福祉施設で課題となっている人手不足に対し「人がいないと何も出来ない。人員の配置や人手不足の課題があれば様々な問題が生じるもので、既に行っているインドネシア人実習生の受け入れなど今後も積極的に取り組んでいきたい」と話していた。
 事業団としては万が一に備えた自然災害発生時の防災訓練の継続、研究発表など通して普段顔合わせが少ない職員が集まり課題など共有することで互いに助け合う場を作っているとし「コミニュケーションを取り全体で集まることで生まれる知恵など大切にして行き、職員が1人で悩むような閉塞感は無くして行きたい」とも話していた。
 趣味は海釣り。「合間を見つけては船を出してソイ、ホッケなど釣っています」