最高額の189億円 統計史上 稚内税関支署 今年上半期稚内港貿易額
稚内税関支署は、今年上半期(6月末)の稚内港外国貿易概況をまとめた。輸出入総額は統計が残る1988年以降、最高額となる189億3100万円に達し、風車関連部品の輸入で過去最多だった前年をさらに上回った。
輸出は1億2500万円(昨年同期対比39・2%減)、輸入188億600万円(同30・4%増)の189億3100万円。輸出は2年ぶりに減少し、輸出は5年連続で増加した。輸出入総額は2年連続の増加。
輸出は中国、台湾向けに冷凍ホタテなど魚介類1億7000万円(同38・1%減)、ロシア向けに再輸出品1700万円(同19・4%減)、プラスチック製品10万円(同67・1%増)。
輸入は風車部品のナセルなど電気製品124億3100万円(同32・6%増)、支柱など鉄鋼製品47億6400万円(同34・1%増)、活ウニ811・6㌧(同1・3%増)金額9億9800万円(同0・8%増)。
6月の輸入が統計史上、1カ月間で過去最高の144億1900万円を記録するなど、風車関連部品が輸入の大半を占めた。
外国船の入港は、前年と比べ8隻少ない58隻、ウニ船が83%を占める48隻。国籍別ではロシア50隻、パナマ1隻、中国4隻、香港1隻、リベリア1隻、ベリーズ1隻。