おどり、花火も最高潮 みなと南極まつり 2万7000人もの来場者

 第60回稚内みなと南極まつりは5、6の両日開催され、5日の雨で順延された北海てっぺんおどりと南極おどりの競演に6400人余りの観衆が集まり、6日のボートレース、まつりの掉尾を飾る大花火大会は多くの市民らが訪れ、2日間で延べ2万7000人余りが4年ぶりの稚内の一大イベントを楽しんだ。
 6日夜、中央アーケード街で行われた北海てっぺんおどり、南極おどりは浴衣など様々な衣装に着飾った踊り手がアーケード街を練り歩いた。
 企業や町内会、学校など32団体810人が参加した北海てっぺんおどりは、浴衣や仮装などしたりしカラフルな衣装を着た踊り手が、6400人余りの観衆前で踊りを披露した。引き続き行われた南極おどりに参加した33団体830人の踊り手たちは南極音頭に合わせて踊り、観衆は手拍子するなどし会場は一体感に包まれていた。
 踊り終了後、60回の節目を記念しアーケード街の特設会場に設置したニシン船の上で稚内海峡太保存会が迫力ある演奏、南中ソーラン連と経験者の高校生ら有志16人がアンコール含め2回の演舞を披露した。
 南極まつりのフィナーレを飾った大花火大会は6日夜、北防波堤ドーム公園周辺で行われ、2000発の花火が夏の夜を華やかに彩った。
 前日の雨とは打って変わって6日午後から晴れ間が差し気温は20度を下回る寒さだったものの、花火を打ち上げる1時間前から北防波堤ドーム公園や中央埠頭など岸壁に1万3000人が集まった。
 午後8時半過ぎからのスターマインで始まり早打ちや水上花火、フルーツ型など色鮮やかな創作花火が打ち上げられるたびに歓声が上がり、最後の早打ちや大スターマインなど競演の「未来へ輝く稚内」では、一際大きな花火が連続して打ち上がり、夏の一大イベントを締め括った。
 みなと南極まつりのてっぺんおどり入賞チーム。
 ▽最優秀賞 宗谷DANCE PROJECT▽優秀賞 Mallow Blue▽敢闘賞 稚内信金、稚内市文化協会、ひかり幼稚園・きらきら保育園 最北のフラガール??、稚内青年会議所、稚内市役所▽大会実行委員長特別賞 ひばり町内会、ユーラスエナジー▽大会特別賞 潮見中女子バレー部、稚内中学男子バドミントン部。