時の話題 「値上げ疲れだと」
「値上げ疲れ」なる言葉があるそうな。消費者にしても生産・販売する側でも疲れが出るものなのか。摩訶不思議な言葉である。
屁理屈はほどほどにし、それにしても昨年春以来の値上げラッシュは凄まじい。とりわけ毎日食べなければならない食料品の値上げは庶民の家計を直撃しており、これまで上がった品物やサービスは1万を超えているのでないのか。
8月も9月も続く模様で、個人的に毎日欠かさず飲食する牛乳、ヨーグルトは値段に鈍感な筆者でもどんより重い気分になる。家計を預かる妻の気苦労を思う時それは絶望的なものと言えようか。
政府が補助金を漸減しているガソリンは稚内のセルフでも1㍑当たり170円→173円に上がり今後も続騰しそうで、補助が打ち切られる10月以降はどこまでなるのか空恐ろしくなる。
この国の補助は180円を超えないよう拠出しているはずなので1㍑180円は超えないものと信じている。
電気代も同様で1家庭につき1カ月2800円助成されているが10月以降が気懸りだ。
幾ら給料が上がっても追い付かないほどの物価高をクリアするのは爪に火を灯すことに徹し不用・不急な外出は控えコロナ禍のよう家に籠るようしなければならないのか。
禍中と言えど感染を必要以上に恐れることもなく過ごしてきた身にとって買い物も趣味も自重しなければならないのは辛いことだがここはひと踏ん張りするしかあるまい。
コロナ、物価高と不条理な昨今にあって頼るのはカネだけでは無味乾燥過ぎよう。