整備し地域発展に寄与 稚内開建 山梨部長が着任し抱負
稚内開建部長に着任した山梨高裕氏(56)は「ポテンシャル(可能性)を発揮できるよう漁業や酪農の生産、物流改善、観光振興や地域の人が安心・安全に暮らせるよう事業や施策を進めて参りたい」などと抱負を述べた。
山梨部長は旭川出身。平成2年に函館開建に奉職し、網走開建次長、室蘭開建次長、札幌開建道路事務所長など歴任。前任は道開発局事業振興部機械課長。
宗谷への赴任は初めてで「全国的な猛暑の中、稚内は冷涼で良い時期に赴任した。離島など雄大な自然、風力発電事業など最北端ならではの強みがあると感じています」と話していた。
平成28年、室蘭開建次長を務めていた時、3つの台風が北海道に上陸し、大雨が甚大な被害をもたらしたことで管轄する日勝峠で道路や橋の崩落が発生した際には「建設業界が一致団結し、一年余りで復旧できたことは忘れられず感謝しております」と振り返った。
「宗谷管内では、建設に限らず人手不足が深刻であると聞いており食や観光など国に貢献している地域として継続的な発展ができるよう社会資本整備など通して魅力を高めることに協力して行きたい」とも話していた。
趣味はドライブ。「管内を巡り食や観光を堪能できれば」と。