新たな名物「稚内珈琲」 ワッカナイ・セレクトで販売

 キタカラ内の土産店ワッカナイ・セレクトで今月中旬から新商品として販売している「稚内珈琲」が市民や観光客から人気を博し、稚内の新たな名物への期待が店頭スタッフの間で高まっている。
 道内各地のご当地コーヒーなどを開発している旭川の焙煎所から取り寄せ、1袋(14㌘)250円で販売。200袋を注文し今月15日から販売開始をしたところ、数日で50袋以上を売り上げた。
 コロナが明け、今年のGW以降は観光バスや個人旅行者で混雑しているワッカナイ・セレクトでは、稚内ブランド品がなどが多く売れているが、稚内珈琲も順調な売り上げを見せている。
 北方警備のため宗谷に派遣された青森県の津軽藩士が宗谷の厳しい寒さなどのため水腫病などの病気で命を失った。その水腫病の特効薬としてコーヒーが幕府から配給されたという歴史がある。
 稚内は庶民がコーヒーを最初に口にした地域と言われており、稚内珈琲の仕入れを担当している女性は「多くの方に飲んでほしい」とPRしている。

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