時の話題 「死亡事故多発警報」
大型トラックの都市間バスへの衝突など此の所、道内で交通事故が多発しており、道は25~31日までの間、交通死亡事故多発警報を発表した。
22~24日までの間に芦別市で1人、大樹町で4人、中富良野町で1人の6人、交通事故で死亡したことを受けての発表で、道は期間中、札幌を中心に街頭啓発を実施し、市町村単位では民間団体と合同のパトライト作戦など実施。道警はパトカー警らを大幅に増やし〝見せる警戒活動〟など行う。
街頭啓発、レッド走行ともドライバーに注意喚起するという意味合いから実効あることだろうが、大事なのはドライバー自身の〝走る凶器〟を運転しているという自覚であろうか。
タクシーやバスの職業運転手でなくてもさほど難しくない免許を取得すれば誰もが運転できるだけに落し穴がある。遵守しなければならない一番はスピードの出し過ぎ、信号を守ることであろうし、シートベルトの全席着用など基本的な事以外に、スマホを見るなど脇見運転と居眠り・飲酒運転はもっての外のことである。
それと小中学生が夏休み入りしているので自転車の飛び出しにも注意を払わなければならず、車は至極便利な分だけ慎重な運転が求められよう。
小欄で過去何度か触れているが、記者駆け出しの頃、道警機動隊に所属し白バイ乗務をしていたという当時の稚内署交通課の巡査部長が言っていた。「急いでいても信号機のない枝道は通らず、常に信号機のある幹線道路を走るのが事故起こさない鉄則です」。