飲酒運転根絶向け 宗谷決起集会と啓発活動
夏の交通安全運動初日の13日、宗谷合同庁舎で飲酒運転根絶の日決起大会が開かれ、交通安全団体などから参加した50人が飲酒運転根絶を誓った。
平成26年7月13日、小樽で発生した飲酒運転死亡事故を受け、道は13日を「飲酒運転根絶の日」と定めている。
宗谷地区交通安全推進委員会が主催し開かれた決起集会では、参加者を前に清水目推進委員会長(宗谷総合振興局長)が「飲酒運転は未だ根絶に至っておらず、今後の機運を高める機会にして行きたい」などと挨拶。続いて川野副市長、三浦稚内署長が来賓として挨拶した。
北海道交通事故被害者の会の前田敏章さんが「飲酒運転根絶と交通死傷ゼロへの願い」と題した講演をしたあと、昨年度飲酒運転根絶高校生メッセージコンクールで道警本部長賞に輝いた野村未憂さん(大谷高2年)、道安全管理者協会長賞の柳原一翔さん(同)が作品を発表した。
稚内署の一日署長を務めた女子カーリングチーム「フォルティウス」の船山弓枝さんが飲酒運転根絶道民宣言をした。
飲酒運転根絶の日の13日夜、市など6団体が大黒オレンジ通りの飲食店で啓発活動を行った。
市が主催した啓発活動には、稚内署、稚内交通安全協会などから参加した15人を前に、市の高師生活福祉部長は「飲酒運転は防ぐことが出来るもの。店の人や寛いでいる人に飲酒運転根絶を呼び掛けましょう」などと挨拶した。
2班に分かれた参加者は、飲食店を訪問し店主や来店客に啓発資材を配りながら飲酒運転の根絶を呼び掛けていた。