時の話題 「小暑過ぎ大暑過ぎ」

 あすは二十四節気の「小暑」。稚内を除く各地は暑さが本格化し夏本番を迎える。
 雨降るも気温が20度位まで上がり程々の天候だった北門神社例大祭を終え明後8日には前浜のコンブ漁が始まる。初日から「旗無し」という自由採取にした稚内漁協の英断に天気は応えてくれるのか。また価格は、量は。サイコロ振るように天に運を託すのであろうか。
 地球温暖化で海水温上がれば生長も早いのではと早合点しそうだが、自然界にあるものはそのように単純な論理に傾かず、どちらかと言えば不具合が多いようである。
 小暑を過ぎ「大暑」(今月23日)を迎え8月はお盆月となり11日には「山の日」という流行りの半纏ならぬ祝日ができ国民を登山に誘う。「山があるから登るのよ」なんてキザな事言う割に夏の海同様、遭難騒ぎが少なからずあり、今風の日本なのだろうと変にしたり顔になる。
 3年半以上続くコロナ禍が完全終息したと軽口でも言えない中、お盆で人の動きが活発化すれば、山の日で登山はせねばならぬは面倒臭い事この上ない。
 秋に向け(北海道では冬に向け)何かと準備する事が多く、そのうち身体の油も切れるのではと杞憂する。
 泣いても笑っても今年も残り6カ月。時の過ぎる速さにたじろぐ暇なくやらなければならないこと多すぎ年嵩が増してきた我が身は追い付かない。
 一つひとつ片付けなければ前に進まないこと重々分かっているのだが、生来の怠け癖で後送りしてしまう自分に歯痒さを感じてしまう日々である。

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