ユーラス、ニチイと締結 ひばり町内会が稚内初めて民間と防災協定

協定交わした加藤、丸山、小久保3氏(左から)

 ひばり町内会の防災会とユーラスエナジーホールディングス稚内支店、介護施設ニチイケアセンター稚内は23日午後、ひばり地域防災協定を結んだ。町内会と民間企業が防災協定を結ぶのは稚内で初のケースで丸山和彦防災会本部長=ひばり町内会長=は「地域の防災力強化で2社の協力に感謝したい」などと述べた。
 平成22年に市内で5番目の自主防災組織として結成されたひばり防災会の呼びかけで、地域の安心・安全を守る3者協定で地震・火災などの災害が発生した場合、一時避難所としてユーラス稚内支店は社屋の一部を開放、互いに災害対応で情報連携を図ることなどの内容で防災協定を締結した。
 ユーラスの社屋で行われた締結式で地域住民ら40人余りと川野副市長ら立ち会いのもと加藤潤ユーラスエナジーホールディングス稚内支店長、丸山防災会本部長、小久保龍馬ニチイ学館旭川支店ヘルスケア課セクションマネージャーの3人が協定書に調印した。
 加藤支店長は「万が一の時、支え合うというのは隣人、町内会の一員として当然の事であり協定を締結でき嬉しく思います」、小久保マネージャーは「入居者の避難場所の確保防災対策は当センターにとって大きな課題でしたので今回の協定は心強い」、丸山本部長は「災害時発生時の迅速な支援体制などに取り組みたい」などと夫々述べていた。

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