商工会議所が創立75周年を迎える 10日に記念講演と祝賀会
創立75周年を迎えた稚内商工会議所の記念講演会並びに祝賀会は、10日午後3時からサフィールホテル稚内で催される。
同会議所は、昭和23年に林仁三郎氏を会頭に設立され、2代瀬戸常蔵氏、3代中田豊彦氏、4代関金作氏、5代井須孝誠氏、そして現在の中田伸也氏が平成22年11月から6代目として稚内の経済界けん引の重責を担っている。
瀬戸氏が昭和37年~62年まで25年間に亘って会頭を務めたよう稚内の経済と言えば底曳き網漁で、全道商工会議所大会を招致し、伸也氏の父君豊彦氏の時代には一衣帯水にあるサハリン州との交流・交易を進め平成6年(1994年)にはロシア人企業研修生受入れ事業を始め同12年女性会設立し、17年にはTMOの認定を受けた。
中田現会頭は就任早々の同23年、わっかない地域商品券の販売を始め翌24年には従前の永年勤続表彰に加え会員企業表彰も行い、同27年には稚内の将来構想を示す地域戦略ビジョン特別委員会と3部会を設置し戦略ビジョンとして示した。
令和2年(2020年)には青年部を設立し、コロナ禍では塗炭の苦しみを舐める会員事業所に救いの手を差し伸べた。
今年度以降の事業としてJR南稚内駅を中心にする南地区再開発調査検討特別委員会を設置し、稚内市とともに南地区再開発に乗り出す方針を示している。
記念講演の特別講師は北海道開発局の石塚宗司氏。稚内市出身の石塚局長は「北海道開発を巡る最近の話題」と題して講演する。
午後5時から開かれる祝賀会には武部衆議吉田道議、工藤市長ら70人ほど参会し催される。