樺岡の大規模草地に乳牛80頭が入牧 退牧は5カ月後の10月

トラックから下ろされる牛たち

 樺岡の大規模草地に24日、酪農家の牛が預けられる入牧作業が行われた。
 今月17日には冬の間、牛舎で過ごした預託牛410頭が放牧されており、24日は北宗谷農協沼川支所の9戸の酪農家から約80頭運び込まれた。
 午前9時過ぎ、トラックで運ばれてきた月齢6ヶ月以上で体重200㌔ある牛が下ろされ、個体識別するタグが体に取り付けられ体重測定したあと、放牧地の電気柵に慣れされるため牛舎に一端入り、1週間後に放牧される。
 預託牛は5ヶ月後の10月末まで650ヘクタールの広大な放牧地で過ごし、飼い主の酪農家に戻る時は100㌔ほど体重が増える。
 31日には沼川の70頭含め全部で200頭を預かることにしており、管理している稚内樺岡ファームの高橋直純社長(52)は「今年は雪融けが早かったものの、雨不足で牧草の伸びは余り良くないですが、広い牧草地でのびのび育ち、大きくなってほしい」と話していた。

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