雨中下の宗谷路クリーン大作戦 第一清浜などで実施

海岸沿いでごみを拾う漁師たち

 宗谷路クリーン大作戦が21日、第一清浜や宗谷地区の海岸などで行われ、地域住民らが1・1㌧のごみを回収した。
 宗谷地区の町内会からなる宗谷地区まちづくり委員会が主催するクリーン作戦は本格的な観光シーズン入りを前に20年前から取り組んでいるもので、第一清浜など宗谷地区の漁師や地域住民ら35人が参加し行われた。
 朝から降る雨と強風で東浦や富磯など4町内地区の作業は中止されたものの、参加者は午前7時半から1時間半余りに亘って沿道や海岸に落ちていた空き缶やペットボトル、空き瓶など回収し地域の環境美化に貢献していた。
 参加した漁師は「私たちが仕事ができるのも海のお蔭で、地域の環境をきれいに保つためにも今後も協力するよう努めて行きたい」と話していた。

宗谷岬、最北端の地の碑周辺ではユーラスが独自に実施

 宗谷路クリーン大作戦で悪天候のため宗谷岬での清掃が中止されたが、風力発電国内最大手ユーラスエナジーホールディングス稚内支店の従業員らが日本最北端の地の碑周辺のごみ拾いを行った。
 富磯など3地区は早めの中止が決まったものの、宗谷岬は現地に集合しての判断とななり、雨が止む気配もなく午前8時の開始直前に中止が決まったが、宗谷岬に集まっていた北海道北部風力送電の吉村知己社長、ユーラスの加藤潤稚内支店長ら30人が「折角集まったんだから清掃しよう」と雨が降る中、最北端の地の碑や宗谷岬周辺の海岸、駐車場内に落ちていたタバコの吸い殻などを拾った。

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