週末雑感

 この1週間を振り返ると脱コロナの社会経済活動が加速されている感を受ける。
 新型コロナウイルス感染症が2類から5類に引き下げられた今月8日以降の当初は国民誰もが慎重な行動をし手探り状態だったが、移行2週間目の今週になると先ずマスク着用者が目に見えて減り人が集まる場所でのアクリル板などパティーション撤去が進み、17日開かれた三水会でもアクリル板が外された。ほぼ3年ぶりのことになる。
 アクリル板があると声が聞きづらくなり会話がスムーズに行かなかったが、撤去され無くなるとよく聞こえること。耳が遠くなった訳でないこと実感する人がいたことだろう。
 ウイズコロナ→アフターコロナへの動きが顕著になってきたのはいいが、禍中、国からのゼロゼロ融資や給付金で経営を続けてきた企業の倒産がここに来て増えてきた。
 ゼロゼロ融資といえ元金返済が猶予されてきただけで融資受け3年後から始まる償還の資金がない零細企業の事業を断念する情報が旭川支店通し東京商工リサーチから続々送られてきている。元々、かなり脆弱な財務基盤だったとはいえ倒産企業に当然社員はおり家族もいるわけだから単に廃業したという問題でなく事は深刻だ。
 災禍が収束してきているとはいえ感染者は未だ少なからずおり、手放しで喜べる状況にないということだ。
 ゾンビ企業の破綻は当然とはいえコロナによって経営体力が低下した企業の倒産は稚内のような地方都市ほど影響大きく、市や商工会議所は早急に対策を講じるべきだ。

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