絶滅危惧種のニホンザリガニ生息 稚内市内の小川に
稚内市内の小川に絶滅危惧種に指定されているニホンザリガニがひっそりと生息している。
日本の固有種で北海道と東北の一部にしか生息していないニホンザリガニは、自然環境などの変化により数が減少傾向にあり、稚内でも砂防ダムなど治山工事で生息区域が失われつつあり生息数が極端に減少している。
ニホンザリガニは国内希少野生動植物種にも指定され、今年1月11日には飼育目的での販売が禁止され、規制も強化されている。
今も昔の環境が残る小川で過日、ザリガニを探しにいった市内の男性が生息調査を目的に30分ほどで5~10㌢前後を20匹ほど取った。ザリガニは川に戻したが「昔と比べ川幅水量も少なく感じた。しかしザリガニが生息していて安心しました」と話していた。