時の話題 「南風吹くことを」

 枕詞になった感あるが早いもので5月も半ばとなった。GWに現を抜かしている間に世の中は動いており全国各地で地震が起きるは安寧の日はない。
 稚内では統一地方選後の議会構成(会派)と正副議長など決まりあとは4期目に突入した工藤市政の職員人事が近く発表されよう。
 聞くところによると表教育長が退任する意向を伝えており市長にとって懐刀の人材だけに噂どおりになるのか注視している。
 辞めるのであれば後任は教育部長の経験もある佐伯達也企画総務部長を充てるのが有力視されよう。市長にとって同じ北大出身でもあり若い頃から能力を評価しているので濃厚のようである。
 副市長は川野氏の続投が濃厚で、これまで選挙の度に替わってきた副市長がそのままだとしたなら体制が盤石になると言い換えることもでき、工藤氏にとって市政の集大成となる4期目となろう。 
 問題は部長職含め課長など中堅職員の人事になる。浜森辰雄市政最終盤に新規採用を5年ほど凍結したことがここに来て影響を及ぼしている。
 積み重ねは大事なことだがポストが人を作るくらいの気持ちで発令するしかあるまい。抜てき人事もあるやも知れず、その際起きるハレーションは市長、副市長がカバーして行くしかなかろう。
 そうこう4度目の工藤丸運航への不安はあるものの、市長を陣頭に川野副市長が部長職と共に実務を取り仕切り、議会との二元代表制で懸案事項に胆力持って立ち向かい、北の端てっぺんの稚内の風向きに幾らかでも南風吹くようすればいい。

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