念願のマンゴー実り、ビニールハウスでパパイヤなども:衛生公社運営会社 

マンゴーの枝を間引きする根本常務(右)ら

 稚内衛生公社が運営する汚泥乾燥燃料化施設オデッセイの熱エネルギーを活用したビニールハウスで、念願だったマンゴーが実り始めた。
 2021年からオデッセイのボイラー熱を活用し、ビニールハウス下に埋められたパイプに温水を送り地熱を利用して年中、一定の温度を保つハウスで稚内では栽培が難しいとされるマンゴー、モンキーバナナ、パパイヤなど試験的に育てている。
 当初から育てていたマンゴーの木は昨年、一部は枯れてしまったが、新しい苗木を増やし温度や湿度管理など徹底した結果、今年2月の終わりには花を咲かせ人工授粉と共に蟻たちが花粉を運び、4月には実をつけ始めるようになった。
 今は大きいもので5㌢ほどの果実が実り、他にも次々と小さな実をつけている状態にあり、根本常務と従業員が間引きなどしながら熟すのを待っている。
 ほかにパパイヤはソフトボール大まで成長し、ブドウも小さな実を付けるなど2年間かけて試行錯誤した成果が実ってきている。
 根本常務によると、栽培しているものの種類によって温度管理や湿度をWi―Fiを使い遠隔での管理など徹底してきたとし「マンゴーの花が咲いた時が一番嬉しかった。今後は肥料の量や鉢の植え替えなど慎重に行い様子を見たい」と話していた。

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