世界カーリング銅の川村さんと小林さんが市長に凱旋報告
4月下旬に韓国で開催されたシニアカーリング世界大会女子の部で銅メダルに輝いた日本代表「チーム北海道」のメンバーとして出場した稚内カーリング協会の川村みゆきさん(60)と小林陽子さん(75)が11日、工藤市長を表敬訪問し2人は「厳しい試合が続きましたが、チーム一丸となって笑顔で10試合できたのが楽しかった」と喜びを語った。
大会は50歳以上の選手5人で編成し世界各国から15チームが出場した。日本は予選リーグを勝ち抜き準々決勝に勝利、準決勝でスコットランドに敗れたが、3位決定戦でスイスを破った。
稚内カーリング協会の富田伸司会長と共に市役所に訪れた川村さんはチームの柱スキップとして出場した大会について「アジア圏ということもあり、食事の面やボランティアとして参加していた韓国の方々が応援してくれるなど環境面が良く試合に集中できた」と振り返り、3位という結果には「予選1試合目でカナダに大敗しましたが、その次は〝いけるぞ〟という気持ちの切り替えが結果に繋がりました」と話し、リザーブとして出場した小林さんは「年齢から今回の大会が選手として最後になるという思いでチームに加わりましたが、メダリストになれたのは長くやってきたご褒美かな」と笑顔を見せた。
工藤市長は「本当に凄い事です。国際大会で良い成績を残してくれたことは稚内でプレーする子どもたちにとって刺激になる。次に育つ子どもたちのためにまだまだ活躍してください」と祝福した。
市庁舎に懸垂幕
シニアカーリングで銅メダルを獲得した2人を祝福する懸垂幕が市役所に掲げられ、川村さんと小林さんは「世界に行って結果を出せるスポーツが稚内にあることを多くの市民の方々が知ってくれるのは嬉しいです。ジュニアクラブでプレーする子どもたちも増えていますので、これからに期待しています」と話していた。