3月に誕生した女子中学バレーチーム レガーレが”繋がり”を大切に練習
今年3月に創立された中学生女子バレーボールチームLEGARE V・C(レガーレバレーボールクラブ)は、バレーで繋がる人と人の気持ちを大切に地域から応援してもらえるチームとしての成長を目指し奮闘している。
少子化の影響で、管内の中学校ではバレー部がない学校、毎年のように合同チームが変わるなど生徒たちが満足に部活に打ち込めないという問題がある。この状況下、稚内スワローズバレーボールスポーツ少年団で18年間中学校の外部コーチとして指導経験がある中田僚太郎さんと妻の有希さんが、バレーを続けたい生徒たちの受け皿としてチームの創立を決めた。
部活動に携わる先生たちの負担軽減のため、部活動が段階的に地域移行されることを受け創設したもので、今後は中体連やバレーボール協会などの大会出場を目指していくという。
チーム名はイタリア語で繋ぐを意味し、ボールを繋ぐ、人と人が繋がるとの思いが込められている。
事務局を務める有希さんによると、先ずは5月の大会出場を前に「勝ち負けよりはチームの連携を整えることとレガーレを知ってもらうことに重きを置きたい」とし、中学校の部活動では3年生が夏の大会を最後に引退するが「レガーレでは卒業までクラブチームの大会など出場し、高校に入るまでのサポートやバレーの炎が消えるのを防ぎたい」と話していた。
生徒たちの意思を尊重しているというチームには現在、市内4人と豊富3人の7人がチームに入り、週4回ほど練習励んでいる。27日夜、東中体育館でレシーブなどの練習に打ち込んでいたキャプテンの金澤ももさん(南中1年)は「少年団から一緒だった皆んなで全国出場を目指し頑張ります」と話し、監督の僚太郎さんは「大会が近いので他のチームに負けないよう練習して行きたい」と意欲を燃やしている。
レガーレでは女子中学生の団員を募集している。詳しくは中田有希さんまで。090〜1528〜1791まで。