時の話題 「議会の会派」
聞くところによると今、議会で5月1日の会派届けを巡って新人議員獲得の綱引きが盛んに行われているという。
渦中にあるのは新人の中で最多得票(本紙報道)した議員のようだ。その噂を聞き、その議員に電話し問い質してみると、自民党系などから誘われており、当人曰く「稼業でお世話になっている人が某議員の後援会におり、(同じ町内にいる)別の議員との関係もあり当選の喜びに浸ることなく参っています」と悩んでいる。
定員18とはいえ稚内市議会も国会や道議会のよう政党(会派)として数の力が物を言うようで、一人でも多くの議員を加えることは議会運営の主導権を握ることになり、色(会派)が決まっていない新人議員の取り合いになるようである。
今回、その標的になっているのが新人議員の森、川崎、平尾3氏で、議会議長職を巡る駆け引きもあり水面下の戦いは激しさを増しているようだ。
前議会の会派のおさらいをしよう。最大会派は5人(のちに本田議員亡くなる)を擁した自由クラブ。横澤氏を代表に吉田孝、伊藤、田端3氏。市民クラブは藤谷、吉田大、中村氏の3人(藤谷氏は引退)、公明党は鈴木茂、鈴木利、近藤3氏、日本共産党は佐藤、中尾氏で引退した中尾氏に代わり安藤氏当選。そして松本、田森、岡本3氏の仁政友会。田森氏は引退し松本氏は今回落選した。
熾烈な選挙戦だったよう3氏がどの会派に入るのか注目される。
議長選も絡んでおり一筋縄で行かない稚内市議会の争いはどう決着するのか。