時の話題 「4期目に期待」

 選挙報道に紙面が割かれ記事ばかりでなく占いなども載せること叶わず読者の皆さんにご不便かけました事お詫び申し上げるものであります。
 市長選は現職の工藤市長が当選し得票数から推察し安堵している方が多かろうが、変革を求める方は期待に反した結果に落胆していることだろう。
 選挙は水物とはいえ流れ着く所(結着)には蓋然性がありマスコミや関係者が囃し立てるほど意外性はなく、流れるべくして流れただけの話である。
 他紙を読むと工藤氏は33年前の稚内市長選めざした浜森辰雄氏が敗れたことを一時想起したそうだが、当時の「浜森さんにお灸を据える」というほど民意は工藤さんから離れておらず、敢えて申せば弱気の虫が這い出てきたと言えようか。
 政治の世界だけでなくトップというのは見えぬ敵に脅えるもののようだ。
 幸い健康のようなので山積する諸問題にも怯まず解決して行くことだろうが、懸念点が何点かある。この12年間、安定した舵取りをしてきた自負からの踏襲実践だ。流れが速い時代に即応しスピードを重視するあまり新しいアイデアを打ち消す旧態依然に回帰するという落し穴に陥らないかと懸念している。
 ここは副市長筆頭に市長より若い人材が市長に物申し軌道修正することが求められるであろう。
 聞けば市長は若手職員の声を聞こうとする柔軟性があるという。職員だけでなく若い人達の考えや要望を聞き民主的に市政を司ろうとする姿勢は、筆者などの面倒臭い派にはない人間性も感じる。

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