時の話題 「苦情ほどほどに」

 社員9人、配達員58人という零細企業とも言えよう稚内プレス社にあっても何かと心配事あり、他に記事、広告に及ぶと息つく瞬無く貧乏暇なしといったところか。
 ましてやコロナ禍の中、感染症に罹った人も10人ほどおり、その度に新聞作りと配達を維持できたこと、ある意味、奇跡的と申し述べても大袈裟なこととも言えまい。
 私どもに限らず、どの会社も同じような状況にあるだろうことは容易に想像できる。規模が大きければ大きいほど社長さんの悩みも比例することだろう。
 稚内で一番大きい組織は市役所である。非正規の任用職員含め300人ほどいるのだから推して知るべしで、ましてや市政の中枢であり行政の事ばかりでなく市民の要望・苦情も多く多忙を極めていることだろう。
 このような事情もあり市の職員の中にはメンタル面で容赦ない市民対応で相当参っている人がいるという。「税金を払っているのだから」式の職員を隷属的扱いする市民が少なからずおり、ベテラン職員なら経験値高く処理できるだろうが、新米職員や年度任用職員にとって茨の道を通り越し崖から突き落とされるにも等しい心境にもなるのでないか。
 本紙も標的になることが多く例えば一つの間違いを指摘するついでに「プレスは普段から間違い多いからな」など余計な事言う読者がおり困惑しているところだ。
 最近は年なのだろうか、嫌みな事を言われも〝瞬間湯沸し器〟的怒りをすることが減じている。「本当かな?」と疑う人は試してみる事お薦めする。

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