寒戻り冬に逆戻り 20㌢以上の積雪地域も :稚内市

朝、雪道で足元が悪いなか登校する南小児童

 低気圧の接近で冬型の気圧配置となった17日、稚内地方は朝までにシャーベット状の湿った雪が平均10㌢前後積もり、多い所では20㌢以上にもなり冬に逆戻りした。
 発達した低気圧の影響で暴風雪警報が発表された16日、稚内は夜にかけて更に風が強まり、開運で27・6㍍、声問24・2㍍の最大瞬間風速を観測。北海道上空1500㍍付近に氷点下6度以下のこの時期としては強い寒気が入った影響で、17日明け方や早朝にかけ開運と声問で氷点下0・2度、沼川氷点下1・2度まで下がり、午前8時までの積雪は開運で5㌢、声問10㌢、沼川18㌢を観測した。
 今月に入って雪融けが進み春が本格化したところでの積雪に、朝から車の雪下ろしや家の前を除雪する市民の姿が見られ、厚着をして学校へ向かう児童たちが雪で足元が悪い中、元気に登校していた。
 市街地より雪の降る量が多かった富士見地区などには10㌢以上の雪が積もり、道路沿いなどに顔を出していたフキノトウが雪に埋もれ、道路の積雪にドライバーは慎重に運転していた。
 市(総務防災課)によると、16日からの暴風雪で人的被害は無いが、富岡1の市道沿いでの倒木、家のシャッターが飛びそうなど報告が3件あり、消防が出動し応急措置した。
 17日も波は4㍍と高く利礼航路は全便欠航した。
 稚内地方気象台によると、午後にかけて天候は回復し18日には日中の最高気温はプラス8度まで上がる。

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