時の話題 「脱炭素世界へ」
上り坂、下り坂、乃木坂(46)など坂には〝まさか〟という坂もあると何処かの物知り風な御仁が言っていたが、4月半ばだと言うのに暴風雨でなく暴風雪が吹き荒れるとは。朝起きると20㌢もの積雪があり驚いている。
30年以上前のことだと記憶しているが、5月GWでさえ雪が積もる時があるのだから当地にあっては珍しくもないものの、よりによって市長・市議選初日に当たるとは何の巡り合わせか分からぬも因果なことではある。
小紙にしてみても4年に一回しか発行しない市長・市議選告示日に積雪状態になるとは何ともはや普段の精進の悪さが露呈したか。
地球温暖化が猛スピードで進み世界各地で異常天候が続発している。雨が降り過ぎ、逆に干照り続きでダムの貯水さえ無くなってしまう砂漠化によって食物が穫れず飢餓に苦しむ民。線状降水帯での特化地域の豪雨によって山肌だけなら未だしも土石流によって住宅街にも被害を及ぼす。
18世紀の産業革命以来、科学が発達するのはいいが、排出する二酸化炭素(CO )によってどれほど地球にダメージを与えていることか。地球は徐々に人間や動植物が住めない惑星になってきつつあり、夢物語でなく月や火星などへの移住も現実味を帯びてきている。
筆者の世代はあと20年もすれば大方コノ世からアノ世に行くのだからいいが、孫など次代の人たちは大変なことになるのではと憂慮している。
現下なんて一瞬き過ぎず、行く末を考えるとカーボンニュートラル(脱炭素)しかあるまい。