週末雑感

 評論家のほとんどが最下位予想したよう北海道日本ハムファイターズの成績が振るわず低迷している。WBC(ワールドベースボールクラシック)で活躍した近藤の移籍の影響が大きいものの、クリーンアップの清宮、野村、万波を中心とした打線に萌芽が見られ、今4つの借金があるとはいえ筆者思うに今後他チームと互角の戦いができるようになるであろう。
 5年以上、下位に低迷しているチームが立ち直るのは容易であるまい。それでも昨シーズン就任した新庄監督は1年目、若手を登用すると共に個々の力を確かめ、本当のところ数年後に優勝を狙えるチームになるべく準備しているのに頻りに今年の優勝を口にするのは選手個々にやる気を植え付けると共に発奮する材料になればという意図があるからだと思料している。
 現有戦力での優勝は絵空事であるも、今年は是非Aクラスを目指してもらいたい。それが数年後優勝のステップとなるだろう。
 どのチームにも山と谷があり今は雌伏の時で、前述したようクリーンアップが大爆発し、投手力も相俟って〝常勝球団〟に蘇っていくこと願っている。
 新球場のエスコンフィールドを核としたボールパークが誕生したとはいえ肝心要の日ハムが弱ければ本も子もない。施設に恥じない成績を残さなければという気概を監督、コーチ、選手とも持たなければならない。
 その向上心こそ強いチームになる始まりでありシーズン中盤、終盤なろうが諦めてはいけない。道民誰しもⅤフラッグたなびく日を待ち侘びている。

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