時の話題 「公開討論会中止」

 きょう11日に開く予定だった市長立候補予定者の工藤広氏と佐々木政美氏による公開討論会が流会した。というより延期し開催する予定もないそうだ。
 実はプレス紙にもゲラ段階で「あす公開討論会開催」の見出しが躍っていたが、急きょ主催する稚内青年会議所より「参加する予定だった佐々木氏から調整つかず参加できない旨の知らせがあった」として、記事掲載する予定だった1面を組み直し対処した。
 ところが10日朝、佐々木さんからプレス社に「今回の対応は市長選立候補予定者の私の名誉を破損し選挙結果にも大きな悪影響をもたらすので厳罰をもって対処願う」として稚内署に対し告発した旨のFAXが届いた。
 佐々木氏に問い質すと公開討論会の条件として同氏は▽質問を事前に立候補予定者に示さないこと▽予定者同士の討論会とすること▽来場する市民の質問を受けることの3点をJC側に参加条件として伝えるのも順守されていないことから参加を拒否するが他紙が佐々木氏の日程調整つかず参加を見送った旨の記事を掲載し混迷を深めたことから告発したことを明らかにした。
 佐々木氏は12年前の工藤氏対長谷川氏、4年前の工藤氏対川崎氏古我氏での公開討論会の様子を臨場し見聞していたことから前記3点の条件なら参加するとしたが、JCがその条件を履行せず、更に他紙(本紙にもきたが)が報道したことから憤りを募らせたようである。
 JCの不手際が招いた公開討論会の中止で有権者が両氏の識見を聴く場を失った。痛手は小さくない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です