時の話題 「間もなく愛鳥週間」

 前日の夜ならまだしも朝、いや1時間ほど前、頭に浮かんだ小欄のテーマを忘れる。最近とみに茶飯事と化している。
 自転車乗車の際のヘルメット着用義務化、トランプ米前大統領の訴追、WBCロスもなく活躍する大谷翔平選手のことなのか、はたまた矢張り弱い日ハムのことなのか。
 いつもなら書き綴りながら思い起こすこともあるが、思い出せない。若干、認知症化しているので訝しむも頭に浮かばないことを思い悩むこともない。という訳でおもむろに書き始めることにしますかな。
 昨日は二十四節気の「清明」であった。春本番を迎え万物が清々しい頃合になる時期になり雪が融けた当地稚内も市街地の雪はすっかり消え山間に雪を残すだけとなった。
 恵比須3に居た小学生の頃、この時期になると近所の子どもと一緒に裏山に行き残雪があるので普段届かないカラスなど鳥の巣を棒で突っ突き喜んでいたものだ。動物愛護の欠片などなく自分本位で生活していた子ども時代であった。
 愛鳥精神を培うという教育的方針から昔、校舎の直ぐ裏に森が広がっていた港小学校では「愛鳥週間」(5月10~16日)に児童達が樹木に巣箱を掛け野鳥に愛情を注いでいたのだが、過日、関係者に聞いたところ、巣箱掛けは沙汰止みになっているという。小規模ならではの場所に恵まれた教育なのだから復活してほしいものだ。
 些細な事でも子ども達の情操を育む教育の大切さは大人になって分かる。次代の宝こどもの教育を疎かにしてはいけない。

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