稚内出身のバレリーナ 札幌創成高の及川菜ノ花さん 夢を追い全国へ  

全道コンで準Vした及川さん

 稚内出身で札幌創成高校に通う及川菜ノ花さん(17)が、第20回北海道バレエコンクール(札幌3月30、31日)のジュニアA部門(高校生)で2位に入賞し全国コンクールへの切符を手にした。
 喋るのは苦手だが身体で様々な表現ができる踊りが好きだという及川さんは、幼稚園年長児~潮見が丘中卒業後までバレエサークルプリエでバレエを続けてきた。札幌の創成高校普通科に進学し、教員になる夢を追いながら勉学に励み週6回、桝谷博子バレエレッスンスタジオに通い練習してきた。
 コンクールには、全道のトップクラスのバレリーナ100人が出場し、及川さんは高校生のジュニアAグループに出演。バレエ衣装の真っ白なチュチュを纏い映画「眠れる森の美女」から3幕オーロラバリエーションで芸術性の高い踊りが評価され入賞した。
 2回目の出場で全国への切符を手にした及川さんは「踊りはベストではなく悔しいですが、気持ちの入った踊りを披露することができました。3年生になり受験を控えているので全国へ出場するかは検討中ですが、もし出場するのであればベストを尽くし練習の成果を発揮したい」と話していた。
 幼少期時代のプリエの指導者だった横内真美子先生、早見彩子先生、高橋葉月先生の3人には稚内を離れてからも大変お世話になったとし「プリエの仲間たちに励まされたことで辛い時期も乗り越えることが出来ました。中学生の時には「不思議の国のアリス」のアリス役で出演し、高校生になってからも絶対にバレエをやろうと思い今があります」と感謝していた。
 全国大会は8月に開催され、全国8支部の上位入賞者が集う。
                                 (寺本享平)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です