トップ語る なかせき商事中川新社長 100年以上続く企業へ 新事業取組む豪胆も

創業家出身の中川栄一社長

 なかせき商事の新社長に就任した中川栄一氏(53)は「創業75年を迎え100年以上続くような強い会社にして行きたい」と抱負を語った。
 稚高卒業後、財界二世学院(東京都港区)に入学し、そのご出光石油系の光神石油㈱(神奈川県)に入社し石油業界のいろはを学んだ中川氏は祖父栄吉氏が創業した中川石油商事に1996年入社し旭川、留萌両営業所長など歴任し取締役執行役員となり、2016年に常務、22年に専務取締役に就任し岡田前社長の退任に伴い代表取締役社長になった。
 カーボンニュートラル(脱炭素)の時代に入り業界の先行きは厳しい状況にある中、同社は保険やリハビリ、電気工事など新分野に進出し次代に向けた事業を展開しており、中川新社長は更に新しい事業を行おうとしているのでその事業を尋ねると「企業秘密です」と退けられるも進取の精神で社業を更に発展させようという気概をうかがわせていた。
 野球、ゴルフ、スキーとスポーツ好きで稚内中学校の頃には後に東海大四高(札幌)に進みロッテに入団した大村巌さん(現ベイスターズコーチ)と一緒に野球をやっていたことがあり「家も近所にあり兄弟のような関係でした」と語る。
 同社の社是は「皆んなで相談し皆んなで取り組むこと」。グループ内の競争が高まれば企業としての存在価値が高まるとしている。
 実弟の雄策氏(51)も常務取締役として兄である新社長を支えている。

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