時の話題 「選挙近付く」

 統一地方選挙が迫り喧しくなってきた。23日には道知事選が告示され道議選は31日。この選挙が4月9日投票で終わると16日には稚内市長選と市議選が告示され、否応無しに街中が騒がしくなる。
 知事選は実質、2期目めざす鈴木直道氏と元衆議の池田真紀氏が激突する。4年前の知事選で相手の石川知裕氏に60万票以上もの大差をつけ快勝した鈴木氏だが、知事としての発信力の弱さ(原稿の棒読み)など未熟さを個人的に感じており、副知事ら道職員にかなり支えられ任期を全うしたという評価は否定できない。
 財政破綻した夕張の市長を務めるのと道全体の政治を司る知事とは大違いで、元気を前面に押し出す池田氏の追撃を受けるだろう。ただ前回と相違するのは自民党が一枚岩になっているということで公明党と共に大きな力となろう。
 16年ぶりの選挙となった稚内市部道議選はその盤石な自民・公明与党態勢に乗っかった吉田氏の強さに対し、相手候補の建部奈津子氏の苦戦は必至だが、どれだけ肉薄できるか興味は尽きない。
 4選めざす工藤広氏と佐々木政美氏との稚内市長選は、市民の間に根強く残る市役所新庁舎の建設場所への反感は票としてどの程度のものなのか。そして俄かに浮上したJR宗谷線廃止に向けた問題への市民の関心度がどの程度のものなのか。有力な経済人に支えられ盤石に見える工藤氏の弱点を佐々木氏は必ず突いてくるはずで、現職優位の選挙を逆転できるのか。
 市議選は定数上回る立候補者数になるようなので良かったかな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です