振興局が虐待事犯発覚した学園に、改善求め文書で行政指導

 稚内はまなす学園の職員が入所者に暴行し逮捕され送検された事件で、宗谷総合振興(社会福祉課)は文書で改善を求める行政指導を行った。
 一昨年6月、稚内はまなす学園の元職員の女性が入所者の40代女性に対し足を掛けて転倒させ、踏み付けるなどの暴行を行ったことが発覚。稚内署では元職員を2月20日に逮捕している。
 社会福祉課によると、昨年12月中に関係する職員らの聴き取りから虐待と認定。今年2月10日付で、利用者の意思及び人格を尊重し、常に利用者の立場に立った入所者の支援をするよう改善することと、具体的な再発防止策を講じる重大事件が発生した場合は、直ちに報告することなど3項目の行政指導を行った。
 3月8日に施設側から改善状況の報告を受け、社会福祉課では改善の見込みがあるとし、今後の経過について定期的に監査し、指導して行きたいとしている。

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