稚内海保 巡視船2隻の乗組員が厳寒下に救助訓練

救助者を乗せたボートを引き揚げる乗組員

 稚内海保は8日、北埠頭で水難事故者の救出訓練を行い、巡視船りしりと巡視船もとうらの乗組員が救助業務の手順など確認した。
 同海保では、所属する巡視船の乗組員が水難事故に遭遇した際、安全かつ確実に救難業務を遂行するために必要な能力向上を目的に訓練を行っており、巡視船りしりの訓練には乗組員14人、もとうらでは11人が参加した。
 りしりの乗組員による訓練では、雨が降り風が5㍍以上吹く中、北埠頭の海中で溺れている人を救出することを想定し訓練は行われ、乗組員6人が巡視船に備えられているゴムボートの搭載船で溺れている人を救出し、巡視船に戻ったあとは狭い船内での搬送なども訓練した。訓練は午後からも行われた。
 訓練に当たった乗組員は「風向きや救助ルートなど計算し救助にあたりました。海水温が低いこの土地での救助は一刻を争うので確実に救助できるよう訓練をしていきたい」と話していた。

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