時の話題 「WBC開幕」

 昨日の大谷翔平選手の2ホームランには驚かされた。最初の膝を地面に着き泳がされた状態での1発には度肝を抜かれた。大谷、吉田正尚、ダルビッシュら大リーグ選手も入った日本選抜チームは9日の中国戦を始まりにワールドベースボールクラシック(WBC)に臨戦する。
 野球世界1を決めるWBCは2006年から始まり09年も優勝し2連覇した日本チームだが、13年と17年は3位に甘んじ雪辱を期し日本チームの監督に就任したのが栗山英樹氏である。栗山さんは一昨年までの10年間、日本ハムファイターズ監督として指揮をふるい日本シリーズを2度制覇した名監督の一人として評価が高い。
 15年には10・5ゲームもあった差を大谷の投打二刀流での活躍もありパ・リーグで優勝し日本シリーズも難なく制した。
 今回チームのコーチ陣は当然ハム時代にコーチを務めた人が多く〝栗山野球〟が踏襲されることだろうと予想されるが、選手は日本球界を代表するばかりであり試合経過で勝っている分には心配ないものの、問題は終盤で負けている時の采配で一流選手ばかりとはいえ、ちょっとした采配が勝敗を決める可能性が高い。
 米国、キューバ、ドミニカ、プエルトリコ韓国など強豪国が出場するWBC。優勝するのが大命題のようだがちょっとした綾で勝利がするりと逃げることもあろう。調子悪い松井(楽天)など使わずその時々の選手を見極め勝負に徹しなければならない。
 期待通りになるのか。勝負事は蓋を開けてみなければ判らない。

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